現在実施していないためご予約も承れません。
下の内容は2022-2023年のものです。

お電話での予約はできません。

下のカレンダー形式予約フォームからご希望の時間帯を選択して、必要事項を入力してください。
曜日により時間枠の設定がないことがありますのでご了承ください。
当院に受診歴がない、旧「大野医院」の診察券の方は「診察券【なし】の方も可」のところへお申し込みください。

柏市民で65才以上(接種日時点)

1,500円

予診票は院内にありますので接種時にお渡しします

柏市民で小学生以下

  • 1才と2才:2000円
  • 3歳以上小学生以下:2,500円

柏市の助成がありご負担金額は上記のとおりです。2回目接種も同額です。

予診票は院内にありますので接種時にお渡しします。

柏市の助成なしの場合

4,000円(消費税込み)

通常、13歳以上は1回接種で十分です。

2回接種が望ましい方

12歳以下(13歳未満)は2回接種が望ましいと考えます

2週から4週の間隔を空けて接種

当クリニックからメールが届かない場合が散見されます。予約確認のメールがお手元に届かない場合原則的にお申し込みを受け付けられませんのでご承知ください。
登録したメールアドレスが誤っている、PCからのメールを受け取らない設定になっている、迷惑メールに振り分けられている場合などがあります。
お電話での予約確認はお控えください。

当クリニックからの連絡は原則的に電子メールで行います。

[受付中(●)]の表示があるところがお申込み可能です。

インフルエンザワクチンの疑問にお答えします

そもそもインフルエンザワクチンは有用なのですか?

非常に有用かつ効率的なものです。

インフルエンザワクチンは・・・

  • インフルエンザによる体調の悪さを減らせます
  • どの年代においてもインフルエンザ関連の入院を減らせます
  • 心臓病をお持ちの方での発症を少なくできます
  • 肺気腫や気管支ぜんそくの方でのインフルエンザ関連の肺疾患の悪化と入院の率を下げられます
  • 糖尿病や肺疾患をお持ちの方での入院を減らすこと示されています
  • 妊娠中、産後の女性を守るのに有用です
  • 子供の生命を守ることができます
  • インフルエンザに罹ったとしても重症化を減らせます

インフルエンザワクチンは安全ですか?

多くの方にとっては安全で、生後6ヶ月以上の全ての方に接種が推奨されます。
ただし、これまでにインフルエンザや他のワクチンで重篤なアレルギー反応やギランバレー症候群を来した方は接種しない方が良いでしょう。

インフルエンザワクチンはいつ接種したら良いですか?

10月から11月の接種が勧められます。
ワクチン接種後2週間で抗体産生が最高となり、以後徐々に下がってきます。効果はインフルエンザ流行期間の5-6ヶ月程度維持できるとされています。

「効果は3ヶ月」の根拠は20年以上前の論文のようです。

インフルエンザワクチンはすぐに効きますか?

すぐには効果は得られません。
約2週間かけて抗体が産生され効果が上がっていきます。流行が始まる約1ヶ月前を目途に接種することが効果的です。

2022年ー2023年の流行が早く、大きいと聞きましたが本当ですか?

日本での流行予測ではそのようになっています。

例年、南半球のオーストラリアで流行の程度がその次の日本の流行と関連があるとされます。
2022年4月からオーストラリアでインフルエンザの流行が始まりました。これは例年より1から1.5ヶ月早く始まり過去5年で最も感染者数が多くなりました。新型コロナも弱毒化、鎮静しつつあり海外との人的交流も増えています。これらを踏まえると、今季の日本での流行も早く、大流行になるだろうと予想されています。

(参考)オーストラリア政府発表の資料https://www1.health.gov.au/internet/main/publishing.nsf/Content/cda-surveil-ozflu-flucurr.htm/$File/flu-13-2022.pdf

インフルエンザワクチンを接種してもインフルエンザに感染しますか?

感染することがあります。
理由として次が考えられます。

  • ワクチン接種からすぐにインフルエンザウイルスに曝露した
  • ワクチンが対応できる株(タイプ)以外のインフルエンザウイルスに曝露した
  • ワクチン接種後に抗体産生が少なかった(体質、基礎疾患などによる)

ワクチンは完璧なものではありませんが、感染予防には最も効果的な方法です。

インフルエンザ感染した場合、ワクチン接種のメリットはなんですか?

インフルエンザの重症化を減らします。
具体的には入院、集中治療室(ICU)での治療が減ることが示されています。

小児のインフルエンザ脳症についてワクチンは効果がないときいたことがあるのですが・・・

インフルエンザに罹った方の中でワクチン接種のある・なしを検討したものでは差が無いとされています。

これについてはもう少し深く考える必要があります。

小児においてインフルエンザワクチンは20-30%のインフルエンザ発症を抑制できると推定されています。インフルエンザ脳症はインフルエンザ発症によるものと考えるのであれば、小児全体の20-30%は脳症発症を抑制できていると考えられます。つまり、脳症の予防にはそもそもインフルエンザに感染しないことが効果的であり、ワクチン接種はそれに有用な方法だと言えます。

2022年ー2023年ワクチンが対応する株(タイプ)はなんですか?

次の4種類です。
日本国内のワクチンはA型2種、B型2種の併せて4種のインフルエンザの型に対応していますので1月後半からのB型インフルエンザヘの効果も期待できます。

A型 H1N1 A/ビクトリア/1/2020
A型 H3N2 A/ダーウィン/9/2021
B型 ビクトリア系統 B/オーストリア/1359417/2021
B型 山形系統 B/プーケット/3073/2013

流行株とワクチン株が違っていても効果はある程度得られるため、「打って損したー」と言うことはありません。

A型? B型? なにがちがうの?

インフルエンザにはA型、B型、C型があります。そのうち広く流行するのはA型、B型です。
ウイルス表面にある赤血球凝集素(HA)とノイラミニダーゼ(NA)により分類されています。

●時々変わる「不連続抗原変異」
A型では数年から数十年ごとに世界的な大流行が見られます。1918年スペインかぜ→1957年アジアかぜ→1968年香港型→1977年ソ連型→現在H3N2とH1N1、B型の3種類が世界的に流行しています。

●ちょくちょく変わる「連続抗原変異」
同じ亜型の中でも抗原性(大まかにはウイルスの顔つき)が少しずつ変わります。これが毎年流行する理由の一つです。