旅行医学はどういうものですか?

「旅先で具合が悪くなったらどうしよう」と思うことはありませんか? 旅行医学(渡航医学)は旅行の際に病気になることを防ぐ(予防)と病気になったらどうするかについてカウンセリングや対策を講じる分野です。
近年は旅行により健康増進を目指すことも含むことがあります。

具体的には次のようなことが挙げられます。
これらの費用は保険適応にならず自費診療となりますのでご承知ください。

  • 感染症予防(ワクチン接種、予防薬の服用)
  • 疾病予防(高山病、旅行者下痢症、熱射病、減圧症などの予防)
  • 現在お持ちの病気の対策(使用薬や携帯する器材の海外持ち出しの証明)
  • 診断書、証明書の作成

ワクチン接種(要予約)

渡航先により推奨されるワクチンが異なります。国ごとで必要なワクチンについては厚生労働省検疫所FORTHホームページ参考にしてください。

狂犬病、A型/B型肝炎、腸チフス、破傷風などについて、当院では国内で承認されているワクチンのほかに、海外で広く使われているワクチン製品を輸入しています。
接種スケジュールや料金について、問い合わせフォームからご連絡ください。

当院での接種については証明書を発行いたします(無料)。

国内承認ワクチン

対象疾患説明
麻疹
(はしか)
検査で麻疹の診断をされたことがない方、麻しんの予防接種を2回受けていない、又は接種既往が不明の場合にはお勧めします
髄膜炎菌アメリカ、イギリスへの留学の際に接種の証明を求められることがあります。
A型肝炎途上国に1か月以上滞在する人。特に40歳以下。
B型肝炎コンタクトスポーツを含め、血液に接触する可能性のある方
破傷風冒険旅行などでけがをする可能性の高い人
狂犬病イヌやキツネ、コウモリなどの多い地域へ行く人で、特に、近くに医療機関がない地域へ行く人動物研究者など、動物と直接接触する人
ポリオアフガニスタン、ナイジェリア、パキスタンおよびその周辺国に渡航される方
日本脳炎主に東南アジアでブタを飼っている農村部に長期滞在される方
黄熱当院では接種していません。
検疫所のほか少数の施設で接種を行っていますのでご確認ください。
(黄熱の予防接種機関一覧)

輸入ワクチン(国内未承認)

ワクチン名説明
A型・B型肝炎混合ワクチン
Twinrix®
2種のワクチンがcombineされており、抗体獲得率も高いとされます。海外では広く使われており、渡航先で追加接種を受けやすいです。
3回接種(初回、7日目、28日目)
→12か月後の接種で10年以上の維持
A型肝炎
Havrix®
1回の接種で2週後には十分な抗体が獲得できます。
→12か月後の接種で10年以上の維持
腸チフス
TyphimVi®
国内承認ワクチンで類似製剤はありません。
2歳以上で接種できます。
成人三種混合ワクチン T-dap
Boostrix®
主に百日咳の予防です。留学時、お産の見舞いや手伝いの為に病院に行かれる際に必要なことがあります。
狂犬病
Verorab®
海外でVerorabの接種を受けられた場合に、同じ製剤で追加の接種が可能です。

高山病予防

マチュピチュやエベレストなどの高所へ行かれるときにダイアモックス処方の依頼があります。普段服用されている薬と相性が悪い事もありますので、診察時に確認させていただいています。当院では院内処方でダイアモックスをお渡しできます。

問診票と同意書をダウンロードの上内容を記載の上で受診していただくとスムースに診察ができますのでご協力のほどをお願いいたします。
診察と処方まで合わせて5,000円(税別)です。

英文診断書・証明書

 料金(消費税別途)
当院で接種したワクチンの内容無料
他院で接種したワクチンの内容5,000円
※内容が複雑な場合は要相談
抗体検査結果(他院実施分も加)
※検査結果の原本を持参してください
1項目あたり1500円
※内容が複雑な場合は要相談
スペイン、フィジーへの留学時に必要な診断書3,000円
※各大使館規定のものに限る
英文薬剤証明書5,000円
※内容が複雑な場合は要相談

予防接種の内容や抗体検査結果の証明については事前にメールでご相談いただけますとスムースです。画像で母子手帳の予防接種欄等をお送りいただけると助かります。