ヒトパピローマウイルスワクチン接種について
対象者
柏市在住の女性で次の条件の方です
定期予防接種
小学6年生~高校1年生相当
令和6年度は、平成20年4月2日から平成25年4月1日生まれたかた
キャッチアップ接種
平成9年4月2日~平成20年4月1日の間に生まれたかた
令和7年(2025年)3月31日(月曜日)でキャッチアップ接種は終了します。
対象期間が過ぎてからの接種は全額自己負担(最大10万円相当)になります。
接種は合計3回で、すべての接種が終わるまでに約6か月かかるため、令和6年(2024年)9月までに接種を開始しましょう。
副作用
以前に、HPVワクチン接種後の広い範囲に広がる痛みや、手足の動かしにくさ、不随意運動(動かそうと思っていないのに体の一部が勝手に動いてしまうこと)等を中心とする「多様な症状」の報告がありましたが、これまでの科学的な研究では「ワクチン接種との因果関係がある」という証明はありません(厚労省ウェブサイト「問2-15. HPVワクチン接種後に報告されている「多様な症状」はどのようなものですか?」)。
他の重大な副作用についても発生としては特段多いものはなく、センセーショナルな記事の印象からこのワクチン接種を忌避することは不利益が大きいと考えます。
諸説ありますが、カジノで億万長者になれる確率が60万回に1回、毎日飛行機に乗っていたとして事故に遭う確率が20万人に1人、雷にあたりなくなる確率が9万分の1,オスの三毛猫が生まれる確率が3万分の1、初恋の人と結婚する確率が100分の1とされます。
子宮頸がん発生の抑制効果
予防接種と子宮頸がんの減少については長期的な観察が必要なため直感として効果を感じにくいと思いますが、海外ではHPVワクチン接種世代はそれ以前と比べて子宮頸部前癌病変の減少が明らかとなっています。日本国内でも同様の報告されています。