数日経っても当院からの返信がない場合には次のアドレス宛てに電子メールで次の内容をお送りください

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問合せメールアドレス  toiawase@mirai-clinic.net

渡航先により推奨されるワクチンが異なります
検疫所のウェブサイトで概略を確認してください

詳しくはバナーをクリック

よくあるお問い合わせの例

アメリカへの留学

  • ポリオワクチン:経口で2回の場合、追加で注射(不活化ワクチン)を2回必要です
  • 三種混合ワクチン:国内未承認製剤のDPTではなく、未承認製剤のTdapの方が渡航先での問題は少ないようです。取り扱いあります。
  • A型肝炎、B型肝炎:3回接種を求められる場合は6ヶ月必要です
  • 髄膜炎菌ワクチン:当院でも接種可能です。
  • 証明書記入可能です(別途費用必要、事前に画像をお問い合わせフォーム等からお送りください)

アジア地域への渡航

  • 狂犬病ワクチン:最短で3週が必要です
  • 腸チフスワクチン:国内承認製剤が存在しないため、海外の製剤TyphimViを用意しています
  • A型肝炎、B型肝炎ワクチン:3回接種を求められる場合は6ヶ月必要ですが、4週2回で出発される方も多いです

小児への接種

  • 定期予防接種で、接種可能なものは全て受けてください
  • A型肝炎ワクチン:1才以上が推奨ですが、1才未満でも接種可能です
  • 狂犬病ワクチン:全年齢で接種可能です
  • 腸チフス:2才以上が対象です

狂犬病ワクチンを接種すべきでしょうか?

接種を推奨します

曝露前接種
(通常の予防接種)

理由:発症した場合の死亡率が著しく高いため

  • 狂犬病の発生がない国・地域(清浄国)は全世界でも日本、台湾、シンガポール、ハワイ、太平洋島嶼国、英国、オーストラリアなど少数です
  • 狂犬病ウイルスを保有する動物はイヌ、コウモリ、ネコ、キツネ、マングースなど幅が広いです
  • 動物に触れることが多いようであれば接種を奨めます
  • ゾウも狂犬病を発症しますが、咬むことがないためヒトに感染させる可能性は小さいと推定します
    (以前に渡航予定の6才男児から質問があり調べてみました)

詳しくは国立国際医療研究センター病院のサイトを参考にしてください

曝露後接種
(海外で、咬まれた後の発症予防)

  • 狂犬病は、発症後にはほとんど全員が死亡する感染症です
  • 狂犬病ウイルスは、ヒトの99%で飼いイヌから感染伝播しています
  • 発症前に狂犬病の感染を診断できる検査法はありません

詳しくは厚労省のサイトを参考にしてください

日本国内で承認されているワクチンはラビピュール、海外ではChiroRabとして流通してます。この製剤の接種を受けた場合には、ラビピュールでその継続が可能です。

海外の現地でVerorab、Speedaなどの接種を受けた場合には当院ではこれら製剤のご用意ができません。健康保険での治療のため、当院での治療の場合は原則的にラビピュールでのやり直しを行っています。

日本国内で飼育されているイヌ、ネコ、コウモリ、キツネ等に咬まれた場合には曝露後接種は不要と考えます。
これは、1957年以後国内感染例がヒトおよび動物共に報告されていないためです。
(参考)2000年代の狂犬病発症例は海外で動物に咬まれ日本で発症したものです。

当クリニックで取り扱うワクチン

輸入ワクチン(国内未承認製剤)は次表のものを取り扱っています。

ワクチン名説明取り扱いの有無
腸チフスワクチン
DUKORAL®
2回の内服。
前後1時間は絶飲食が必要です。
常備あります
A型・B型肝炎混合ワクチン
Twinrix®
2種のワクチンがcombineされており、抗体獲得率も高いとされます。海外では広く使われており、渡航先で追加接種を受けやすいです。
3回接種(初回、7日目、28日目)
→12か月後の接種で10年以上の維持
常備あります
腸チフスワクチン
TyphimVi®
国内承認ワクチンで類似製剤はありません。
2歳以上で接種できます。
常備あります
狂犬病ワクチン
ChiroRab®
国内承認製剤ラビピュールと同等品。国内流通量が少なくなったため、臨時的に採用しています。常備あります
※できるだけ国内未承認製剤での接種を行っていますので、まずはご相談ください
A型肝炎
Havrix®
1回の接種で2週後には十分な抗体が獲得できます。
→12か月後の接種で10年以上の維持
現在取り扱いなし
成人三種混合ワクチン T-dap
Boostrix®
主に百日咳の予防です。留学時、お産の見舞いや手伝いの為に病院に行かれる際に必要なことがあります。現在取り扱いなし
狂犬病
Verorab®
海外でVerorabの接種を受けられた場合に、同じ製剤で追加の接種が可能です。現在取り扱いなし
国内承認製剤のラビピュール(Rabipurと同製剤)で代替します

国内承認製剤は次のものを採用しています。常備していないものもありますので、お問い合わせフォームからまずはご相談ください。

ダニ媒介性脳炎

2024年9月に国内販売となりました。
マダニに刺されて発症する病気です。ヨーロッパがおおく使われていますが、日本国内でも散見されるようになりましたので販売に至ったとのことです。

製剤名タイコバック
料金16500円
スケジュール(通常)1回目0日目
2回目1から3ヶ月後
3回目2回目から5から12ヶ月後
追加3回目の3年後、以後16才から60才で5年ごと、60歳以上では3年ごと。
スケジュール(急速)1回目0日目
2回目2週間後
3回目2回目から5から12ヶ月後
追加3回目の3年後、以後16才から60才で5年ごと、60歳以上では3年ごと。

狂犬病ワクチン

製剤名ラビピュール
料金17,600円
スケジュール1回目0日目
2回目7日目
3回目21日目もしくは28日目

A型肝炎ワクチン

未接種の方:基本的には3回接種が必要ですが、渡航までの日程の制約で2回接種となることがあります
以前に接種がある方:以前の接種状態によります。ご相談ください。

製剤名エイムゲン
料金7,700円
スケジュール1回目
2回目1回目から2週から4週後
3回目1回目から24週後

B型肝炎ワクチン

未接種の方:基本的には3回接種が必要ですが、渡航までの日程の制約で2回接種となることがあります
以前に接種がある方:以前の接種状態によります。ご相談ください

製剤名ビームゲン
料金6,600円
スケジュール1回目
2回目1回目から4週後
3回目1回目から20週から24週後

破傷風トキソイド

25歳くらいまでの方:小児定期予防接種が完遂できている方は不要と考えます
※三種混合ワクチン、二種混合ワクチンに破傷風トキソイドが含まれています

30歳くらい以上の方:破傷風トキソイドを10年以上接種していない方は最初からのやり直しと考えてください

製剤名破傷風トキソイド
料金4,400円
スケジュール1回目
2回目1回目から3週~8週後
3回目1回目から1年~1.5年後

日本脳炎ワクチン

1980年以前の方は抗体が少ない方が多いですので、小児定期予防接種が完遂できていても1回接種を検討してください
2005年以降の定期予防接種の積極的勧奨の差し控えの影響もありえますので、母子手帳を確認してください

三種混合ワクチン

国内承認製剤のトリビック(DPT)を使用しています

※海外で頻用されるTdap(製品名BOOSTRIX®)の取り扱いを終了しました。

その他のワクチン

ポリオワクチン
髄膜炎菌ワクチン